10月23日(火)「生命物理科学:入門編」講師:吉川 研一 先生

関係各位

先導研客員教授講演会を開催いたします。
多数、ご来聴賜りますようご案内申し上げます。

木戸秋 悟

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講師: 吉川 研一 先生(同志社大学生命医科学部・教授)

日時:
 講演1ー10月23日(火) 15:00〜16:30
 講演2ー10月24日(水) 13:00〜14:00(ミニシンポプレナリー プログラムへ
 講演3ー10月25日(木) 13:00〜14:30

場所:
 先導研伊都地区CE41 第一セミナー室

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生命物理科学 特別セミナー
『生命現象のダイナミクスと医科学への展開』

—–講演1: 生命物理科学:入門編—–
〜生命現象の未解明の謎:ナノの”ゆらぎ”からマクロの”秩序”へのカスケード〜

21世紀の現代で解けていない謎を考える。
1)固定メモリーのDNAを使って、生命体がどのように自己制御しているのか?
2) 細胞集団が適材適所で働くメカニズムは?
3) 時間的な興奮現象がなぜニューラルネットの自律的情報処理を可能としているのか?
4) 激しく揺らぐタンパク質分子からマクロな秩序運動がなぜ生み出されているのか?
これらを手短に論じた後で、4)の課題に迫るためのモデル実験例を紹介する。

—–講演2: 生命物理科学:理論編—–
〜DNAから生命ダイナミクスへの階層的連関〜

ゲノムDNAの高次構造転移と遺伝子機能について論じる。これまでに、DNAの折り畳み転移により遺伝子の転写や発現が完全に抑止されることは報告してきているが、最近になって、折り畳み転移の手前の溶液条件では遺伝子機能が大きく亢進することが明らかとなってきている。DNAの分子鎖内相転移や、クロマチンでの構造転移などにも言及したい。

—–講演3: 生命物理科学:展開編—–
〜生命体の実空間モデリングの試み:細胞そしてミニ臓器〜

細胞内外の生体内の環境は、タンパクなどの水溶性高分子が多量に存在している(〜0.3g/mL)。このような環境では、細胞内や細胞間には高分子のdepletion(枯渇排除)効果の寄与が大きくなる。このような高分子のdepletion作用の存在下での、人工的な細胞モデルの自己生成の実験について紹介する。併せて、細胞の3D組織化についての、depletion作用についても論じる予定である。

Posted:2018/10/04.