EVENTS 講演会

11月6日(金)「温度応答性高分子に基づく反応応答性高分子と温度応答性有機触媒の開発」講師:佐田 和己 先生

ご関係各位

下記および添付の通り講演会をオンラインで開催します。皆様のご参加をお待ちしています。

ーーーーーー記ーーーーーー
先導物質化学研究所講演会 講演会案内(PDFファイル)

題 目 : 「温度応答性高分子に基づく反応応答性高分子と温度応答性有機触媒の開発」

講 師 : 佐田 和己 先生(北海道大学大学院理学研究院・教授)

主 催 : 先導物質化学研究所

日 時 : 2020年11月6日(金) 15:00〜16:30

場 所 : オンライン(Zoomで行います)
  Zoom URL: <https://us02web.zoom.us/j/82026472883?pwd=ajZvTyt1WmhndWFVc05mNVdDbGNxdz09>
         ミーティングID: 820 2647 2883,パスコード: 681016

参加費:無料

佐田和己先生は北海道大学大学院理学研究院化学部門の教授で、親油性電解質高分子、有機溶媒中での温度応答性高分子、金属−有機構造体の事後修飾反応を利用した高分子重合の手法である結晶架橋法などに関して世界に先駆けて報告されてきました。これまでに、代表的なものとしては文部科学大臣表彰、日本化学会学術賞、高分子学会賞を受賞されております。この度、先導物質化学研究所の非常勤講師として講演会を企画いたしました。多数ご出席くださいますようご案内申し上げます。

講演概要:刺激応答性高分子は刺激に応じて高分子鎖のコイル・グロビュール転移に基づく溶解性の変化が起こる高分子であり、すべての系において、温度変化による高分子の相転移を利用している。近年われわれは電荷移動錯体や水素結合を利用し、エフェクターと呼ばれる第3成分を高分子溶液に加えることで、有機溶媒中において高分子溶液の温度応答性を制御できることを明らかにした。本講演では高分子溶液が温度応答性を発現するための設計指針について議論する。加えて、エフェクターが低分子であることを利用して、低分子の化学反応を駆動力とする高分子の相転移や有機分子触媒の導入による温度応答性触媒について、最近の展開を紹介する。

世話人:九州大学先導物質化学研究所
菊池 裕嗣
Tel: 092-583-7797