講演会
「酵素阻害機構に学ぶ不斉アザ電子環状反応の展開」
関西学院大学理工学部 勝村 成雄 教授
日時:2005年1月13日(木)15時から
場所:先導研 112講義室
概要:
自然界からは様々な興味深い生体機能性分子が見いだされている。このような天然物を題材とした研究は、
新たな機能性分子の開発からその機能発現機構の解明を経て新たな合成方法の開発まで、思わぬ展開を示す
場合がある。本講演では、加水分解酵素阻害作用を示す海産テルペノイドの効率よい合成に始まった研究が、
幸運に幸運を重ねながら発展していったその流れに焦点を当て、私たちのこれまでの研究を、以下のように
紹介したい。
1)ホスホリパーゼA2阻害テルペノイドの合成と阻害機構
2)新規なワンポットピリジン合成法
3)不斉アザ電子環状反応
4)インドールアルカロイド天然物、光学活性20-エピウレインの形式合成
多数の御参加をお願いいたします。
問合せ先:九州大学先導物質化学研究所 分子集積化学部門 又賀 駿太郎
092-583-7811 (Tel & Fax)