6月21日(水)「電解質溶液の基礎と高機能化」講師:土井貴之 先生

先導物質化学研究所 教職員各位

先導研非常勤講師、同志社大学理工学部・准教授の土井貴之先生をお招きし特別講義を開催いたします。みなさまのご来聴をお待ち申し上げます。

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日  時 : 平成29年6月21日(水)13:00~14:30
  
会  場 : 筑紫地区E棟TV講義室E-101

講  師 : 土井貴之 先生(同志社大学理工学部・准教授)

講義題目 : 「電解質溶液の基礎と高機能化」

講義の概要:
電池などの電気化学デバイスを構築するためには、二つの電極と、これらを繋ぐ電解質が必要である。電極内は電子が、電解質内はイオンが電荷移動を担い、電極と電解質の界面で電極反応が起こる。リチウムイオン電池はリチウムイオンが電極内に挿入・脱離する反応を利用しており、リチウムイオンが正極と負極の間を移動することで電池が作動する。つまり、電解質内の電荷移動はリチウムイオンが担っており、電解質はリチウムイオンの単なる通り道である。現行のリチウムイオン電池は一般的に1 mol dm-3程度のリチウム塩を炭酸エステル系の有機溶媒に溶解した電解質溶液が用いられているが、近年、これよりも高い濃度のリチウム塩を含む
濃厚な電解質溶液が特異な物理化学的性質を示し、電池の充放電性能の向上に有用であることが報告されている。
本講義では、まず電解質溶液の基本知識を概説し、続いてリチウムイオン電池で用いられる有機電解液を取り上げてその特徴を述べ、さらにその濃厚電解液を用いた実用的な電解液の設計ついて解説する。


 

連絡先
先導物質化学研究所  先端素子材料部門
岡田重人 電話:93-7841

Posted:2017/06/14.