ご関係各位: 渡辺順次先生(東工大名誉教授)を先導研客員教授としてお迎えし、下記の通り講演会を開催します。 渡辺順次先生は高分子液晶の世界的権威で、特に分子形状を制御することにより液晶分子配列の対称性を変化させ自発分極(強誘電性)など特異な機能を発現させる新しい分野を切り開いたことで知られています。また、JSPS学術創生研究やJST戦略イノベーション研究などの大型国家プロジェクトの代表者を務め、我が国の基礎科学技術、応用技術の発展に指導的な役割を果しておられます。 この度、先導研客員教授として来学される機会に下記講演会を企画しました。 多数のご参加をお待ち申し上げます。 九大先導研 菊池 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 記 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 日 時 : 2015年4月24日(金)13:30〜 会 場 : 九州大学筑紫地区 総合研究棟(C-Cube)3階 303 http://www.tj.kyushu-u.ac.jp/ja/aboutus/campas_map.php 講演題目 : 「液晶と高分子のインタープレイが創出するナノ周期構造材料」 講 演 者 : 渡 辺 順 次 先生(東京工業大学 JST・S-イノベ 連携研究・名誉教授) 要 旨: ディスプレイの高精細化に向け、高分子の光学材料としての利用はますます重要になってきており、ガラス代替の単純な透明材だけでなく、光をマニュプレート(分光、偏波、そして導波など)する高機能な光学材料の設計が要求されてきている。もちろん“伸ばしたり、削ったり、重ねたり”のトップダウン的な手法はあるが、ボトムアップ的(自発的構造創生)手法でこの要求に答えていくことが近年のあるべき姿だとすれば、その制御場は液晶だけであるといっても過言ではない。本講演では、液晶場において高分子を自発的に、可能な限り大きなサイズで、歩留まり高く制御し、光学機能のみならず多様な構造機能を創出する手法について解説するとともに、実際の構造材料の提示も合わせて行う予定である。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 連絡先 -------------------------------------------- 菊 池 裕 嗣 (Hirotsugu Kikuchi) 〒816-8580 福岡県春日市春日公園6−1 九州大学先導物質化学研究所 融合材料部門 Tel/Fax: 092-583-7797
4月24日(金)「液晶と高分子のインタープレイが創出するナノ周期構造材料」講師:渡辺順次先生
2015.04.09
- 講演会