12月14日(金)講演  「イオン骨格を有する液晶システムの構築と構造制御」-液晶形成と機能発現- 講師 氏家 誠司 先生

先導物質化学研究所特別講演会

講 師:氏家 誠司 先生(大分大学工学部)

演 題:「イオン骨格を有する液晶システムの構築と構造制御
-液晶形成と機能発現-」

日 時:平成19年12月14日(金)15時~

場 所:C-cube 3階301室

要旨:
イオン基を導入した両親媒性物質であるイオン液晶は,サーモトロピック液晶相を形成し,イオン相互作用に基づく特異的な熱的性質および配向挙動を示す興味ある物質である.イオン相互作用は,ミクロ相分離構造を形成させ,通常の棒状あるいは円盤状の液晶系で必要とされる芳香族メソゲン基が無くても,液晶相を誘起せるように働く.また,イオン性両親媒性分子の化学構造を適切に調整することで,細長い紐状構造の分子でもラメラ相に加えて,カラムナー相やキュービック相なども形成させることができる.さらに,イオン液晶は,さまざまな親水性原子団を容易に取り込み,均一な液晶構造をつくることもできることとから,複合体形成においても有利な材料である.このほか,イオン液晶液晶態では高いイオン伝導性を示すことから,イオン伝導体としての利用も考えれる.講演では,これらのイオン液晶の特性について議論したい.

連絡先
菊 池 裕 嗣 (Hirotsugu Kikuchi)
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福岡県春日市春日公園6-1
九州大学先導物質化学研究所
融合材料部門
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Posted:2007/12/11.