11月25日(月)「Pre Solid-state Ionics Symposium」

各位

11/26から3日間、開催されます第45回固体イオ二クス討論会のプレコンファレンスの形で、下記の3先生をお招きしてGTセンター主催の研究会「Pre Solid-state Ionics Symposium」を、筑紫先導研中央棟111研修室で開催します。

Duncan Gregory教授(グラスゴー大学)
久冨木志郎准教授(首都大学東京)
渡邉正義教授(横浜国立大学)

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また、3人目の講師、横浜国大大学院工学研究院渡邉正義先生(先導研客員教授)には11/26、27の2日間、午後13:00より集中講義をお願いしていますので、そちらもご参加いただければ幸甚です。

11月26日(火)
13:00 〜 14:30 + QA
講義の題目:イオン液体とはどんな物質か?
概   要:イオン液体とはイオンのみからなる液体であり、水、有機溶媒に次ぐ第三の液体として注目されている。イオン液体に一般的に見られる特徴として、不揮発性、不燃性、熱安定性、高イオン伝導性、無限のデザイン性などが挙げられる。
本講義では、イオン液体のこれらの性質と、イオン液体の持つイオン性との関係を議論する。イオン性とはイオンの自己拡散係数から算出されるモル伝導率と実験的に測定されるモル伝導率との比であるが、イオン液体中では、イオンの動きに運動相間があるため、イオン性は1以下になる。また上記のイオン液体の特徴的な性質はイオン性に大きく影響を受けることを示す。さらに、イオン液体は非プロトンイオン液体、プロトン性イオン液体、溶媒和イオン液体などに分類できることを示し、それぞれの特徴を論ずる。

11月27日(水)
13:00 〜 14:30 + QA
講義の題目:イオン液体の電気化学デバイスへの展開
概   要:次世代を担う電気化学デバイスの革新には、電解質材料が重要な役目を果たす。イオン液体の分子設計の多様性、さらに高分子材料との相溶性を利用すると、革新的電気化学デバイスの(固体)電解質として利用することが可能となる。
本講義では、プロトン性イオン液体の新しい燃料電池電解質としての提案、その原理、さらに無加湿中温形燃料電池への展開、非プロトン性イオン液体と高分子を用いたポリマー電解質の構築、そのイオン性アクチュエータの展開とその駆動メカニズム、さらに溶媒和イオン液体の生成、物性とリチウム硫黄電池への応用について解説する。最後に、この分野の研究の将来を展望したい。

本件連絡先:先導物質化学研究所、グリーンテクノロジー研究教育センター 岡田重人

Posted:2019/11/17.