12月18日(木)「チェーンウォーキングを活用した効率的な触媒的有機合成法の開発」講師:河内卓彌先生

先導研の先生方、皆様

 

12/18(木)、午後3:00から、下記の3名の先生方による講演会を行います。
多数の皆様のご参加をお待ちいたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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講演会のご案内

[主 催] : エネルギー基盤技術国際教育研究センター、先導物質化学研究所
[日 時] : 12/18(木)
[場 所] : 総理工1番講義室
・  (1)15:00-15:45 河内卓彌(慶大専任講師)「チェーンウォーキングを活用した効率的な触媒的有機合成法の開発」
・  (2)15:50-16:35 森本積(奈良先端大准教授)「遷移金属触媒を用いた入手容易な炭素資源の合成化学的新利用法」
・  (3)16:40-17:25 福本能也(阪大准教授)「ビニリデン金属錯体を鍵活性種とする新規触媒反応の開発」

[概 略]
(1)反応活性な金属-炭素結合の炭素鎖上での移動を可能とするチェーンウォーキング機構は、重合反応では広く活用されてきた。
チェーンウォーキングは触媒的有機合成においてはあまり用いられてこなかったが、通常不活性な炭素-水素結合の位置における炭素-炭素結合構築を可能とするため、高効率的な有機合成を目指す観点から有用なプロセスであると考えられる。最近我々は触媒的有機合成におけるチェーンウォーキングの利用例として、1,n-ジエン類の環化異性化による五員環形成反応を開発した。本講演においてはこの反応についての詳細や最近の新たな展開について紹介する。

(2)低炭素社会の構築を実現するためには、既存の有機合成化学の改良ではなく、限りある有機資源を新しい概念に基づく化学反応により変換する技術の創出が必要となる。本講演では、“何から作るか”、“どのように作るか”に重きを置き、入手容易で持続安定供給可能なホルミル化合物の触媒的活性化およびその合成化学的新利用法を紹介する。

(3)ビニリデン金属錯体を経る新しい触媒反応について述べる。本反応では、従来とは逆の位置異性体を1段階で、しかもそのいくつかは副生成物なく合成可能であり、資源的、エネルギー的により有利な合成手法と言える。

 

連絡先:
先導物質化学研究所 筑紫地区 永島研究室
永島英夫、砂田祐輔
092-583-7821

Posted:2014/12/08.