特別講義「放射線誘起表面活性(Radiation Induced Surface Activation)」講師 岡田 孝司 先生

特別講義
講演:「放射線誘起表面活性
(Radiation Induced Surface Activation)」

岡田孝司 先生( 九州大学先導物質化学研究所客員教授・東京大学大学院工学系研究科教授)
日時:2005年3月7日(月)13:30~14:30

場所:先導物質化学研究所 中央棟111号講義室
内 容 : 酸化金属被膜にkGy/hrのオーダーの強γ線照射を行うことにより、表面が活性化され伝熱特性の

改善(濡れ性及び限界熱流束の向上)が生じる事が知られている。この放射線による表面活性は
放射線誘起表面活性(Radiation Induced Surface Activation:RISA)と呼ばれる。伝熱特性の

向上以外にも、腐食防止や、放射線計測や水素製造などの応用研究も盛んである。
この現象は、光触媒と似ている現象であるが、光のエネルギーが6桁強いことから、酸化チタ

ンだけではなく、様々な酸化皮膜でRISAが確認されている。さらに、紫外線と異なり、γ線は物
体を透過するので、多重構造化が容易である。原子炉内部には元々多量のγ線が存在し、その効

果を積極的に利用した電熱性能の向上や、腐食を防止する研究が進められている。

ここでは、その概要と将来性について講演を行う。
教職員,大学院生および一般の聴講を歓迎します。
連絡先 :先導物質化学研究所
速水 洋(092-583-7827)

Posted:2005/03/02.