7月12日(金)「放射光はどこまで電池反応に迫れるか?~複雑系としての蓄電池と燃料電池~」講師:尾嶋正治 先生

先導物質化学研究所客員教授 講演会のご案内

今年度先導研客員教授をお願いしております東京大学放射光連携研究機構・特任教授、尾嶋正治先生の講演会を下記の要領で開催いたします。多数ご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

 講 師 : 尾嶋正治 先生(東京大学放射光連携研究機構・特任教授)
 演 題 : 「放射光はどこまで電池反応に迫れるか?~複雑系としての蓄電池と燃料電池~」
 日 時 : 平成25年7月12日(金)15:00~17:00(1時間半+Q&A)
 場 所 : 伊都キャンパスI2CNERホール

講演概要:
我々は高輝度放射光を用いて1)蓄電池や2)燃料電池の正極活物質・正極触媒の電子状態を解析し、電池特性との相関、電池反応機構を明らかにしようと試みている。本講義では、まず1)蓄電池について、LiFe(Mn)PO4, Li2Fe(Mn)P2O7, Na2FeP2O7など正極活物質の電子状態(Fe3d)と電池電圧の相関を明らかにした例を紹介する。また、充放電中のoperando発光分光、微小部光電子分光の結果を一部紹介するとともに、蓄電池放射光解析の研究動向を説明する。次に、2)燃料電池正極触媒について、低白金コアシェル触媒、および非白金カーボン触媒の電子状態を光電子分光、X線吸収分光(XAFSも含む)、発電中のoperando発光分光で解析し、酸素還元反応メカニズムを考察した結果について紹介する。我々はこれまでwell-defined surfacesを軟X線電子分光で取り扱ってきたが、この技術を如何に複雑系に応用したかについても紹介したい。
連絡先:
岡田重人
九州大学先導物質化学研究所
先端素子材料部門エネルギー材料研究室
Tel & Fax:092-583-7841

Posted:2013/07/10.