7月15日(金)「高温高圧の水・溶媒を用いた機能性食品の製造および機能性成分の抽出」講師:林 信行 先生

先導物質化学研究所の先生方、職員各位:

本年度の先導研非常勤講師でいらっしゃいます林信行先生の講演会を、下記要領で開催いたします。皆様のご来聴を賜りますようご案内申し上げます。講演会案内PDFファイルへ
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先導物質化学研究所講演会

日 時 : 平成28年7月15日(金) 15:00~16:30
場 所 : 九州大学 筑紫地区 総合理工学府D棟 総理工1番講義室
主 催 : 九州大学先導物質化学研究所 
講 師 : 林 信行 先生(佐賀大学農学部生命機能科学科・教授)
講演題目: 「高温高圧の水・溶媒を用いた機能性食品の製造および機能性成分の抽出」

講演概要:
水は広く普遍的に存在する大変身近な物質であるが、その性質は大変特異的であり、他の物質に無い様々な特性を有している。特に、加圧条件下で液相を維持しながら高温状態とした「加圧熱水」は下図に示すように、誘電率が低下し、イオン積が増加する。このことは、加圧熱水が非極性溶媒と混ざり、酸・アルカリとしての触媒作用を示すことを意味し、また、電解質の溶解度が低下することを示している。このような加圧熱水を多糖類に接触させると、加水分解反応による低分子化が起き、処理温度をコントロールすることによりヘミセルロースとセルロースを個別に可溶化することができる。当研究室では加圧熱水が有するこのような性質を利用して、植物系バイオマスを可溶後、酵素処理してオリゴ糖に変換したり、アルコール混合溶媒を用いて植物中の機能性成分を高効率で抽出する研究を行っている。今回はそれらの研究例の紹介を中心にお話ししたいと考えている。

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世話役 : 則永行庸

Posted:2016/07/11.