RESEARCH TOPICS Press Release

蛍光イメージングとMRIの両方で使えるイメージング材料を新たに開発~水に溶ける「光るラジカル」が二つのイメージング技術に応用できることを世界で初めて実証~

本研究所のアルブレヒト建准教授、大学院総合理工学府博士課程3年の安楽滉允、東京科学大学の岡田智准教授、量子科学技術研究開発機構の住吉晃主幹研究員、産業技術総合研究所の細貝拓也上級主任研究員らの研究グループは、蛍光イメージング(FI)と核磁気共鳴イメージング(MRI)の両方に応用できる水溶性発光ラジカルを開発しました。

発光ラジカルは、発光性と磁気的な性質を併せ持つことから、FIとMRIの両方に使えるイメージング材料として期待されています。しかし、一般的な発光ラジカルは水に溶けにくく、水中では発光性を失いやすいことが課題でした。本研究では、分子構造を工夫することで、水中でも高い安定性を保ち、深赤色に発光するラジカル分子の開発に成功しました。

さらに、開発した材料を用いて、培養細胞の蛍光イメージングと、水溶液試料のMRI画像の取得に成功しました。この成果は、一つの発光ラジカルを二つの異なるイメージング技術に利用できることを示すものです。今後、発光効率の向上や標的細胞への集積機能の付与などを通じて、新たなバイオイメージング材料への展開が期待されます。

本研究成果は、国際学術誌「Advanced Science」に2026年9月28日(日本時間)にオンライン掲載されました。

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