EVENTS Lecture

9 月 30 日(火)「凝縮系の分子理論化学」講師:佐藤 啓文 先生

関係各位

学生さんたちには井手さんからアナウンスしてもらっていますが、京都大学工学研究科の佐藤啓文先生による総理工の集中講義を下記の日程で開催いたします。研究室の学生さんたちに再度ご参加を促していただけますと幸いです。
また、最後の一コマ(9月30日14:15〜15:15)は、講演会をお願いしています。ご多忙の折と存じますが、こちらもどうぞよろしくお願いします。

開催日時

  • Tuesday, Sep 30th, 2025

    14:15 ~ 15:15

Lecture内容

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開講科目:材料機能創製特論第三 di(1単位)
講  師:佐藤 啓文教授 (京都大学工学研究科)
日  時:2025年9月29日(月)~9月30日(火)
場  所:総理工1番

日 程:
講義① 9 月 29 日(月)10:30~12:00 イントロダクション:理論化学とは
講義② 9 月 29 日(月)13:00~14:30 量子力学の基礎事項
講義③ 9 月 29 日(月)14:50~16:20 水素原子、多電子原子、化学結合と軌道
講義④ 9 月 29 日(月)16:40~18:10 変分法、Hückel法
講義⑤ 9 月 30 日(火) 8:40~10:10 分子系の量子化学の方法1:密度汎関数理論(DFT)
講義⑥ 9 月 30 日(火)10:30~12:00 分子系の量子化学の方法2:ポテンシャルエネルギー面と反応
講義⑦ 9 月 30 日(火)13:00~14:00 分子系の量子化学の方法3:連続誘電体モデルと溶媒和
講義⑧ 9 月 30 日(火)14:15~15:15 講演会「凝縮系の分子理論化学」

講義題目:溶液内現象の理論化学の基礎

講義概要:
溶液内で起こる化学反応や現象の理解は、化学分野全体に共通する普遍的で重要な課題である。他方、量子力学の確立から一世紀の間に様々な方法論が開発され、計算機やソフトウェアの発達・普及と相まって、量子化学は実験研究者にとっても欠くことのできないツールとして広く普及している。本講義では、溶液内における化学反応を理論的に取り扱う方法論について基礎的な事項から講述する。
第一日目の講義では、自然現象からその本質を抽出しようとする理論化学の基本的な考え方を学んだ後、量子力学の基本事項について振り返り、化学結合や軌道といった量子化学の基本的概念を概観する。
第二日目の講義では、現代の量子化学研究で汎用されている密度汎函数理論について学んだ後、より実践的な展開として、ポテンシャルエネルギー面に基づく化学反応の理解や溶媒和を扱う基本的な理論モデルについて講述する。
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お問い合わせ先



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Toshifumi Mori
Institute for Materials Chemistry and Engineering
Kyushu University
6-1 Kasuga-koen
Kasuga, Fukuoka, 816-8580
Japan
phone: +81-92-583-7800
email: toshi_mori@cm.kyushu-u.ac.jp
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