新規オレフィン重合触媒の開発

エチレン重合活性を有するニッケルイソシアニド錯体の開発

autoclave
重合を行う装置
エチレン重合
トランスイソシアニドニッケル錯体

私達が開発したトランスイソシアニドニッケル錯体(1)はエチレン重合の触媒として機能します。下の表に示すように、イソシアニド上の置換基を設計することによって、重合活性が約200倍向上し、得られるポリエチレンの分子量も2000〜6100000と様々に変化します。

配位子の置換基による触媒活性とポリエチレンの特性
置換基設計と重合活性

論文 Tanabiki, M.; Tsuchiya; Motoyama, Y.; Matsubara, K.; Nagashima, H.
“Ni(II) Isocyanide Complexes as Ethylene Polymerization Catalysts”
Organometallics, 2004, 23, 3976-3981.