分子集積化学部門

理論分子科学分野

  • 筑紫キャンパス

協力専攻:

  • 総合理工学府 総合理工学専攻

研究内容

溶液内で分子は絶えず揺らぎ、様々な構造の間を行き来している。このような環境下で、有機化学反応や酵素反応は起こり、また高分子は立体構造を形成して機能を獲得する。実験からは直接見ることが困難なこのような多様な分子の動きを、当研究室では計算機によるシミュレーションを用いることで詳しく調べ、理解することを目標にしている。特に、ダイナミクスに着目することで、溶液内化学反応から、高分子の立体構造の形成過程、機能発現へといたる分子機構を明らかにする研究を進めている。同時に、この多様な過程を解析するために、理論化学の手法開発を行っている。これらの知見を蓄積することで、触媒・機能性高分子の改良への展開を目指す。

メンバー

メンバー

准教授森 俊文

物理化学 / 理論化学 / 生物物理学

助教(特定プロジェクト)川島 恭平