透過電子顕微鏡中で熱・光・外力に対する物質・材料の応答をリアルタイムで観察する「その場観察」法を開発・発展させ、「ダイナミックな現象を直接観察する」という動的顕微法を最大限に活用した研究に取り組んでいる。その場観察では従来よりも数桁倍高速のイメージングと、数桁倍大容量のデータからの情報抽出が要求され、新たな装置・技術開発が必要となる。そこで、例えば機械学習を援用したデータ処理手法開発を行い高速撮像時に顕在化する装置由来の複雑なノイズによる像質の劣化を克服するなどし、装置の機械的限界である秒オーダーでの超高速3次元ナノイメージングを実現した。このような独自技術をその場観察法と組み合わせることで、従来不可能であった物質・材料の動的応答のリアルタイムナノイメージングに基づく機能・力学特性発現機構の解明を推進している。
ナノ材料解析分野
- 筑紫キャンパス
協力専攻:
- 総合理工学府 総合理工学専攻
研究内容
メンバー
教授村山 光宏
クロスアポイントメント
材料工学 / 地球科学
メンバー
准教授斉藤 光
光物性 / 電子顕微鏡
助教井原 史朗
材料工学 / 結晶格子欠陥 / 機械学習