2月15日(金)「単一分子の観測から広がる化学研究」講師:真嶋哲朗 先生

先導研の先生方、研究員の皆様

本年度の先導研国内客員教授である阪大産研 真嶋哲朗先生の講演会を下記のように筑紫キャンパスにて開催いたします。年度末で行事が多い時期とは思いますが、多数の皆様のご来聴をお待ち申し上げます。研究室の院生などにもお伝え願れば幸いです。講演案内PDFへ

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 日    時 : 平成25年2月15日(金)16:00~17:30
 場    所 : 筑紫キャンパス 先導研中央棟 111室(コピー室の隣)
 講    師 : 大阪大学 産業科学研究所 真嶋 哲朗 教授
 講演タイトル : 「単一分子の観測から広がる化学研究」
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講演要旨
 たった一つの分子(単一分子)を観測し,識別し,操作することは,多くの研究者にとって長年の夢でした.このような単一分子観測は、80年代半ばから90年代初頭にかけて開始され,単一分子からの発光を観測する新しい手法が次々と報告されました.現在では,CCDカメラ等の検出器の高感度化や顕微鏡技術の発達により,誰もが容易に単一分子の世界を覗くことができるようになりました.
 さて,アボガドロ数の分子を扱う従来の計測法と比べ,単一分子観測の魅力はどこにあるのでしょうか?単に,高感度・高精度だけではありません.単一分子の動きを可視化できるため直感的にわかりやすい,集団(アンサンブル)の中に埋もれた情報を得ることができる,ナノスケールの局所環境に関する情報を得ることができる,反応の同期を取る必要がないためデータ解析が容易である,など多くの利点を持っています.
 私たちは,このような魅力的な単一分子観測の手法を用いて,化学反応の本質に迫ろうと研究を行っています.具体的には、様々なナノマテリアルの光化学・界面化学・電子移動化学などや、DNAやタンパクのダイナミクスなどです.講演では,その中から,酸化チタン(TiO2)光触媒反応に関する研究について紹介します.

 
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   九州大学先導物質化学研究所 融合材料部門 ヘテロ融合材料分野
    辻 正治
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Posted:2013/02/08.