講演会「サーモトロピックキュービック相形成に見られる普遍性と特異性」講師 沓水 祥一 先生

先導物質化学研究所講演会

講 師:沓水 祥一 先生
(岐阜大学工学部・助教授)
(九州大学先導物質化学研究所・客員助教授)

演 題:サーモトロピックキュービック相形成に見られる普遍性と特異性

日 時:平成18年3月14日(火)13:30より

場 所:筑紫キャンパス・先導物質化学研究所 111室

要旨:
前回のセミナーで紹介した温度変化の途中の過程で発現するサーモトロピック キュービック相について、今回はさらに一歩進めて、その形成過程と構造に関して、類似の濃度転移型のリオトロピック系あるいはブロック共重合体系のキ ュービック相と比較しつつ議論する。特異性を紹介する中で、この系の面白さ、複雑さ、あるいは現在、解決されるべき問題は何か、などについてもふれたい。

沓水先生は、高分子ミクロ相分離系やキュービック液晶など3次元の長距離秩 序を有するソフトマターの分野で第一線でご活躍されており、特にサーモトロピックキュービック相の熱力学的および構造論的なアプローチによるご研究は 世界的に知られています。異方的な形状の分子が集合してなぜ等軸晶系の対称性を生み出すか、という問題は分子組織学にとって根元的な課題であり、分子 のナノ組織構造を制御しようとする上で明確に理解すべき問題でもあります。本講演では前回に引き続き、液晶相の中でも極めて珍しい存在で多くの特異な 性質をもつサーモトロピックキュービック相の魅力について紹介していただきます。多数ご来聴くださいますよう案内申し上げます。

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連絡先
菊 池 裕 嗣 (Hirotsugu Kikuchi)
〒816-8580 福岡県春日市春日公園6-1
九州大学先導物質化学研究所 融合材料部門
Tel/Fax: 092-583-7797
e-mail:kikuchi@cm.kyushu-u.ac.jp

Posted:2006/03/14.