世界最大のパラジウムナノシート分子の開発に成功

九州大学先導物質化学研究所の永島英夫教授らの研究チームは、触媒などに優れた効果を示す金属であるパラジウムがナノシート状に配列した、ナノ金属シートとして明確な構造をもつ世界最大の分子の合成に成功しました。はしご状の構造を持つケイ素化合物(ラダーポリシラン)とパラジウム錯体の反応により達成されたもので、X線結晶構造解析で11個のパラジウム原子が、折れ曲がり構造をしたナノシート構造を構築しており、6つのケイ素原子がパラジウムの接着材の役割を果たしていることを明らかにしました。ナノサイズの構造が明確なパラジウム化合物として、その触媒機能などへの応用が期待されます。

説明図4
本研究成果のきっかけは、物質・デバイス領域共同研究拠点で、群馬大学の久新荘一郎教授と九州大学先導物質化学研究所の永島英夫教授、砂田祐輔助教の新しい機能性ケイ素化合物を開発する共同研究です。その後、永島教授のJST-CRESTの元素戦略プロジェクトの中で元素の特性を活用した化合物として研究を完成させました。

●科学新聞「世界最大のパラジウムナノシート分子を合成」(2013/7/5掲載)
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2013.06.13プレスリリース

Posted:2013/06/17.